今回は、ミヤコヒキガエルのシンプルな飼育方法について紹介をしたいと思います。
ミヤコヒキガエルは大きな黒目が可愛い日本の宮古島の固有種のカエルです。
現在の飼育環境は、お迎えしたときにショップさんから教えていただいた環境を実践しているもので、今回紹介するのは飼育上の最低限の環境ともいえます。
実際にひと月ほど飼育してみて、ミヤコヒキガエルに関しては、もう少しレイアウトをしてもいいんじゃないかと思えたので今後、徐々にメンテナンス時に困らない程度にレイアウトをしたりしていきたいとおもっています。
ミヤコヒキガエルは結構歩き回りますし、排泄も砂の上や水の中でして拾いやすいので、レイアウトをしても衛生面と両立しやすいかなと思います。
その辺りは今後勉強しながら挑戦していきたいと思います。
なので、今回は、ひとまず、シンプルな状態での飼育環境として紹介をさせていただきたいと思います。
ミヤコヒキガエルの飼育方法を紹介します【ケージ・餌・排泄・水入れ・毒】
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ケージ
それでは、飼育環境を紹介していきたいと思います。
現在の飼育環境はこちらの大きめの虫かごを使用しています。
大きさとしては横が約41㎝、縦が約23㎝、高さが約15㎝です。
観ている限りでは移動はしてもジャンプをしているところはみたことがないので、高さも広さもどちらもあるにこしたことはないですが、高さよりは広さがあったほうがいいと思います。
広さについては、今の飼育ケージくらいでも飼育はできますが、やはり移動しますし身体が大きいので、最低でも45㎝前後はあると良いと思います。
広い分には可能であればより広い空間を用意してあげるのが良いと思います。
衣装ケースとかだと、側面から見たクリアさには欠けますが、高さも広さも十分なものを手に入れやすいかと思います。
オシャレかつ飼育がしやすいのはこちらのグラスハーモニーです。
小動物向けのケージですが、最近では爬虫類や両生類の飼育でもよく利用されるようになってきました。
こちらの使用する場合は、個人的には面積的な理由でグラスハーモニーマルチ600がいいと思います。
床材
床材はキッチンペーパーで飼育することもあるようですが、赤玉土や、黒土、みずごけなどを使用してる方もおり、わたしはフロッグソイルを使用しています。
大体は土の上を移動する感じですが、潜るときもあるようなので、ミヤコヒキガエルのが潜れるくらいちょっと土を厚めに敷いてあげるとよいと思います。
水入れ
設備としてまず必要なのが水入れです。
ミヤコヒキガエルがすっぽりはいるくらいの大きさで、高さも自分で出入りできるくらいの水入れを入れてあげています。
この水はわたしは基本は毎日、最低でも2日に1回は変えています。
この中で排泄をすることもありますので、自分の排泄物で中毒にならないように、水は清潔に保ってあげます。
シェルター
あとは身を隠すものを入れてあげると良いと思います。
今はこういう植木鉢を入れて、それに入ってもらっています。
植木鉢を入れる際は、半分になっているものが売られていればそれを買う方が、安定して良いです。
わたしは丸々一つをいれていますが、ミヤコヒキガエルが激しく動くとちょっと動いてしまいます。
温度帯
ミヤコヒキガエルは日本の宮古島の固有種ということなので、気候帯としては日本の温度帯です。
もちろん沖縄より南寄りなので温かくはありますが、25度~27度くらいをベースに飼育しています。
温かい中では割と涼しめのところというショップさんのアドバイスから、爬虫類部屋の割と涼しめのところにケージを置いています。
また湿度については、わたしがお迎えさせていただいたショップさんのアドバイスでは、土の部分はやや乾燥気味でよいということです。
日本の固有種なのでわりと想像がつきやすいかもしれませんが、冬が乾燥気味、夏が湿度が高めなので、それをケージ内でも意識してあげると良いとのことでした。
わたしはさーーーっと軽い霧吹きを1日1回くらいしています。
餌
餌はコオロギやデュビアなどを与えています。
かなり積極的に餌を食べようとするので、与えれば与えるだけ食べそうなので、2日に1回Mデュビアを3~5匹くらい与えています。
昆虫にはカルシウムパウダーをダスティングしています。
うちではフロッグソイルを使っているので、捕食に失敗したときに、ソイルの粒を舌が捉えてしまって口に入ってすごく嫌そうですし、誤飲の心配が大きいので、最近では、エサ皿を入れています。
排泄
うちのミヤコヒキガエルは、2~4日に1回ウンチをしています。
わりと目につきやすいので、土の上にしているときはそのあたりをがさっと取って捨てています。
水入れにしているときは、水ごと変えています。
毒
ミヤコヒキガエルの飼育でちょっと気になるのが毒ですよね。
基本的には耳腺という目の後ろのあたりから防衛手段としてブフォトキシンという神経毒などをだすそうです。
身体の表面にあるイボからも毒が出るそうなので、慣れないうちはあんまりむやみに触って刺激しない方が良いとおもいます。
ミヤコヒキガエルの飼育方法を紹介します【ケージ・餌・排泄・水入れ・毒】
見た目も可愛く、ずんぐりとした姿で動く姿もみれますし、なにより飼育温度が日本の標準とほぼ同じ(冬場は冬眠か越冬か考えたほうが良いですが)なので、餌の昆虫さえ問題がなければ初心者さんでも飼育しやすいと思います。
ぜひお迎えしてみてください。