今回は、爬虫類を飼育していて買ってよかったと思ったものを紹介したいと思います。
これから飼育しようと考えている方や現在飼育されている方の参考になると嬉しいです。
日々試行錯誤の飼育なので、今後も良いものと巡り合えたらこちらに追加していきたいと思います。
グラスハーモニーマルチ600[飼育ケージ]
ジェックスから出ている小動物向けのケージ。
横幅が約60㎝ということで、小型ヤモリやカエルやイモリなどの飼育にもちょうどいい広さです。
うちでは、レオパ・ニシアフ・ハイナン・ミリィ・ミヤコヒキガエル・モリアオガエルの飼育で使用しています。
オススメのポイントとして特に挙げたいのは、
- 広さ
- 前開き
- 軽さ
- 価格
の4点。
まず広さについてですが、実際に60㎝というと、一般的に40㎝前後のケージで十分とされがちな小型ヤモリでは広めという印象があるかもしれません。
しかし実際に約60㎝の広さで飼育すると、そこから狭くするのはかわいそうに思うくらいのびのびと生活してくれます。
実際に一度、グラスハーモニーマルチ600から45㎝の大型虫かごに移してみたときに、レオパに「え?狭くなった?」みたいな顔をされてグラスハーモニーマルチ600に戻しました。
一度約60㎝での飼育を体験すると、飼育者としてもそれ以下の広さのケージでは「生体が全然動けない」と感じます。
産まれたてのベビーだと、広い空間だと警戒心のほうが上回ってしまい却って全然物影から出てこなかったり、餌を見つけられなかったりということも起こりうるので、ヤングサイズくらいから使用するのが良いと思います。
グラスハーモニーには回し車付きのものもあるので、回し車が不要な場合は「グラスハーモニーマルチ600」を購入するように。
いくつかサイズ展開がありますが、そもそもがハムスターなどの飼育がメインのケージなので、この「マルチ」と付いていないもの(「グラスハーモニー600プラス」や「グラスハーモニー450プラス」等)は回し車が付いていると思うので、購入の際は必ず付属品などチェックするようにしてください。(あえて回し車が欲しいとかいう場合は別として。)
サイズ展開としては、
- 「グラスハーモニーマルチ300」
- 「グラスハーモニー360プラス」
- 「グラスハーモニー450プラス」
- 「グラスハーモニー600プラス」
- 「グラスハーモニーマルチ600」
となります。
次の3つの点「前開き」「軽さ」「安さ」については、グラスハーモニーを販売しているジェックスから出ている爬虫類向けのケージ「グラステラリウム」との比較になります。
グラステラリウムでもサイズ展開があると思いますが、ここでは「グラスハーモニーマルチ600」と「グラステラリウム 6045」の比較にしたいと思います。
大きさについては、グラステラリウム6045の方が奥行・高さにより余裕があり、また岩のようなバックボード(発泡スチロールのような素材)が付いています。
どちらも前開きである点は同じなので、後は「軽さ」「安さ」の点になります。
価格については、どこで買うかによっても差が出てくる点はありますが、「グラスハーモニーマルチ600」がAmazonの価格で¥8,800なのに対し、「グラステラリウム 6045」は¥19,991。
軽さについては「グラスハーモニーマルチ600」が本体重量4,400g なのに対し、「グラステラリウム 6045」は19,800gとなっています。
グラステラリウム6045の方は、正直床材を入れ替えたり、丸洗いしたり、というようなことはできないとは言いませんが、なかなかしようという気になれない重さです。
あとは見た目の好みなども加味する必要があるので、最終的な決定は各々の飼育者さんがすると良いと思います。(もちろんケージ自体もこの2種限りではないのでいろいろ検討してみてください。)
また、グラステラリウムの方にもサイズ展開があるので、別サイズを検討してみるのも良いでしょう。
個人的には総合的に加味してグラスハーモニーマルチ600がお気に入りのケージとなっています。
swichbot(スイッチボット)hub mini[スマートリモコン]
swichbot(スイッチボット)ではいろいろな関連商品がありますが、要となるのがこちらの「swichbot(スイッチボット)hub mini」です。
これは何かというとスマートリモコン。
赤外線で操作する家電、例えばエアコンやテレビなどの代わりとなります。
スマホにswichbotのアプリを入れ、そこにリモコンを登録します。
スマホのアプリ内でリモコンを操作することで、swichbotから赤外線で家電に指令を出し操作することが可能になります。
swichbotで家電を操作をするためにはWi-Fi環境下に置く必要があります。
swichbot湿温度計
こちらは先ほど紹介したswichbot(スイッチボット)シリーズの温湿度計です。
電力供給は電池式となります。
単純に温度・湿度を表示するだけでなく、外出先などからもアプリを通して温度・湿度のチェックが可能となります。
また、「swichbot hub mini」との連携により、「湿温時計の温度が〇〇度になったらエアコンをON」などの条件付の指令を設定しておくことができます。(実際に設定した条件で稼働するかどうかは先に試したほうが良いです。)
ペットくん[監視カメラ]
こちらはスマホアプリから確認できるカメラです。
わたしが所有しているものは「みてるちゃん」というものですが、同社製品も順次いろいろと出ているので、実際の仕様を比較して検討してみてください。
また、見守り系の屋内カメラはいろいろと出てきているので、他社製品も含め比較して適したものを選ぶのが良いかと思います。
個人的に比較時のポイントとしたい点は、視野の広さ(カメラが回転するかor固定か)です。
視野が広いほうが1台で部屋中見渡せるので個人的には断然360度近い視野のあるほうをお勧めします。
既出の「swichbot」でも「swichbot防犯カメラ」がありますが、そちらはカメラが固定のため、一方向のみしか確認できません。
カメラ自体の四角は広いようですが、わたしのような一部屋全部を飼育部屋にしていて尚かつ心配症だと、外出時に「ライトが倒れていないか」「ケージの扉がちゃんとしまっているか」を確認したくなります。
一方向だけだと、外出時に部屋中チェックするためには複数台のカメラが必要となり、電力供給減としてのコンセントもその分必要になるということも考えないといけないので、1台で視野の広いほうが私としては利便性が良いと感じます。
もちろん、ケージ一つだけを見ればいい、なども場合はカメラ固定のもので十分です。
ペットくん[体重計]
ペット用の体重計です。
小型爬虫類であれば調理ようの小型量りで十分ですが、中型~大型の爬虫類を飼育するのであれば一つはこういった体重計を持っておきたいところです。
5g単位の測定で最大20kgなので、一般家庭で飼育するレベルの大きさの爬虫類であれば十分測定できるかと思います。
うちで言えばテグーが該当しますが、100㎝を超えるような子だと四肢は乗ってもしっぽが量りからはみ出して体重が分散してしまうということと、生体が動いてしまうという理由から、この量りに乗るような入れ物(衣装ケースなど)を用意して、その中に生体を入れたうえで測るのが良いです。
ペット用キャリーリュック
商品自体は主に犬・猫などの中型ペットの移動用のものですが、爬虫類の移動にもとても便利です。
大型爬虫類を入れるには厳しいですが、フトアゴやヒガシウォータードラゴン、ヘルマンリクガメなどが病院に行く際に使用しています。
わたし自身の移動手段がカゴのない自転車ということもあり、できるだけ平行にしてあげることができ、通気性もいいです。
また、背面のファスナーをあけると拡張スペースになる点もユニーク。
拡張部分はメッシュなので、屋外での日光浴にも良いです。
ベビーバス
わが家ではテグーの毎日の温浴(特に冬季)に欠かせない商品。
夏季はベランダの日光浴のついでにトイレも済ませてくれますが、冬季はケージ内でトイレをするのを嫌がるので、こちらで温浴させてそのままトイレをしてもらいます。
120㎝くらいにもなるとしっぽまでなかなか入りませんが、これより大きいサイズともなるとお湯を入れたり捨てたりが大変になるので、今も使用しています。
バンブーピンセット
飼育用のピンセットは素材や形状でいろいろと出ていますが、個人的にスドーから出ているこちらの商品が一番良いと思える商品。
ポイントとしては、
- 竹素材であること
- 先端の細さ
です。
素材としては固い素材のものなどもありますが、竹素材であれば、生体がピンセットごと噛みついても口内にそこまで酷いけがをしなくて済みます。
もちろん噛みつき度合いによっては怪我をしないとは言えませんので餌の与え方には注意は必要です。
また、同じ竹素材でも、他社から出ているバンブーピンセットは先端の丸みが大きく扱いづらく、買ったものの全然使っていません。
一度こちらの商品を購入してからはこれを複数本常備しています。