シェルターは、レオパードゲッコーの飼育で基本的に必要とされるアイテムです。
でも、初めての飼育の場合、どんなシェルターを選べばいいか迷いますよね。
今回は、シェルターで迷っている初心者さんにおすすめのシェルターを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
レオパードゲッコーの飼育にオススメのシェルター5選+α
シェルターは、夜行性のレオパが日中籠ったり眠ったりする場所です。
穏やかな性格と言われるレオパですが、夜行性の生き物の常として、割と臆病でもあり、お迎えしたての頃は特に、シェルターに籠って過ごすことが多いです。
シェルターはレオパにとって、安心できる場所なのです。
また、飼育者にとっては、ケージレイアウトの要にもなるものなので、こだわりたいところかもしれませんね。
モイストロック[ジェックス エキゾテラ]
上部に水入れを備えた岩のような形状のシェルターです。
陶器でできており、上部の水がシェルター全体に浸透していくので、レオパたちの好みのしっとり感(湿り具合)を出すことができます。
パネルヒーターの熱が伝わりやすい場所に置くと、中が蒸れて暑くなりやすいのでご注意。
中の狭さを気に入るレオパも多いようです。
テラリウム風のレイアウトにしても内装を損ねないので、ケージにこだわりたい人にはとてもオススメのシェルター。
わたしも所有している製品の一つです。
- 見た目がカッコいい
- 水入れがついている。
- 陶器なので中が湿る
- 底があるので、レオパを外に出したいときは一苦労
- 価格が安い。
モイストシェルターコーナー[ジェックス エキゾテラ]
ジェックスより新しく登場したウェットシェルター。
サイズ展開は130と160の2サイズ。
従来品の「モイストロック」よりも上部に水を多くいれることができるため、モイストロックで起こりがちだった「気付いたら水がカラカラになっていた」ということが起こりにくくなっています。
また、モイストロック自体は良い商品であったものの、底があるため生体が引きこもった際になかなか出て来てもらえず難儀することが多かったが、今回のモイストシェルターでは底がないため、シェルターを持ち上げれば生体に出て来てもらえるので単純に便利になっています。
また、形状としての特徴は角が90度になっているため、ケージの角に合わせてぴったり置けるようになっています。
ただし、生体が壁とシェルターの隙間に挟まってしまい怪我をする可能性もあるため、幼体などであればケージの側面にぴったりとくっつけたりはせず、生体が通れるくらいの隙間をあえて開けておく方が良いと思います。
- 見た目がカッコいい
- 水入れが大きい。
- 陶器なので中が湿る
- 底がないので生体を取り出しやすい。
恐竜の卵[ジェックス エキゾテラ]
爬虫類・両生類の飼育用品でお馴染みのジェックス エキゾテラが販売する恐竜の卵。
卵が3つくっついたデザインで、中は繋がっており、卵のうちのひとつが水入れになっています。
この製品は陶器製ではないため、1つ目に紹介したモイストロックのように、シェルターがしっとり湿るということはありませんが、卵からレオパが顔を出した時の可愛さに胸を撃ち抜かれる飼育者は多いはず。
また、湿らないからといって居心地が悪いというわけではなく、ケージ内の温度と湿度の管理さえしっかりしていれば、レオパも満足して中で過ごしてくれています。
とても可愛いので、わたしも2つ所有しています。
ただし、注意点としては、上の穴は、アダルトサイズになってちょっとぽっちゃりとした子には少し小さく、胴体の一番太い部分がつっかえて擦り傷ができてしまう可能性があります。
ヤングサイズくらいになったら取り外した方がいいというのが現在のわたしの考えです。
- 見た目がカッコいい。
- 顔を出したレオパが映える。
- 水入れがついている。
- 割と安い。
ジオシェルター[マルカン]
マルカンから発売されたホワイトカラーの陶器シェルター。
MとLの2サイズ展開となっています。
MとLでは形状が異なり、Mであれば角が90度。
Lであれば背面がまっすぐで前が弧を描いています。
(上の写真はLです。)
レオパ用であればMサイズでよいと思います。
白のウェットシェルターはあまり見ないので、キッチンペーパーやペットシーツなどの白系レイアウトには美しくマッチします。
気になる点は出入り口の下部に敷居みたいな部分があることですが、レオパやニシアフなら気にせず跨いではいると思うので問題はないと思います。
- 見た目が白くて美しい
- 陶器製のウェットシェルター。
- 下の部分の敷居が気になる。
スドーウェットシェルター
スドーウェットシェルターはレオパ飼育の定番のシェルターで、特にレオパを多数飼育している人が所有している印象のシェルターです。
レオパを紹介しているYouTubeなどでも、見かけることは多いのではないでしょうか。
陶器でできているので、シェルター自体に湿り気が出て、レオパにとっても居心地がよくなります。
その点については、先に紹介した同じく陶器製の「モイストロック」と同じですが、この2つの違いは、空間の広さと見た目、底の有無です。
空間はこちらのスドーのほうが広くなっています。
また、モイストロックはシェルター自体に底があり、レオパを外に出したい場合てこずりますが、こちらのシェルターは底がないため、シェルターを持ちあげるだけでレオパを外に出すことができます。
見た目は色と素材によって植木鉢のような雰囲気がするため、ケージのレイアウトによっては景観を損ねるかもしれません。
- レオパが引きこもっていても、シェルターを持ち上げてレオパを出せる。
- 水入れがついている
- 陶器製なので、水を入れると中がしっとりする
手作りシェルター
こちらは、100均で購入したタッパーに、同じく100均で購入したネット、水草の3つを使用して作成するシェルターです。
メリットは、
-
- 安い
- 中が見えるので、レオパが引きこもっていても観察できる
- 水草を湿らせることで、シェルター内に湿度も持たせることができる
- フタが外れるので掃除が楽
といったことが挙げられます。
作成時は出入り口を作るため、カッターでプラスチックを切り取るので注意が必要です。
シェルターの代わりになるもの
ここからは、シェルターの代わりになるものを紹介したいと思います。
レオパ用のシェルターの製品はたいてい水入れがついてますが、ここではあくまで「シェルター」の代わりとなるものなので、実際にここで紹介するような方法をとるときは、水入れを別途用意してあげましょう。
流木
レオパが下をくぐれるくらいの隙間を作って流木を置いておくと、わりとその下に入って休んだりしています。
キッチンペーパー
うちのレオパも、時折キッチンペーパーの下で眠っていることがあるのですが、シェルターがない場合、キッチンペーパーをふわっとおいておいてあげると、中に入って眠ったりするかもしれません。
(※しっかり敷いてしまうと、レオパがはいれなくなるのであくまでレオパがごそごそ入れるようにしておいてあげてください。もちろん入るかどうかはレオパ次第。)
レオパードゲッコーの飼育にオススメのシェルター5選+α
今回はレオパードゲッコーにおすすめのシェルターを紹介させていただきました。
一長一短あるかもしれませんが、レオパのほうからもあなたが用意した環境に慣れてくれるので、あまりにも悩ましかったらあなたの好みで選んでみてください。
シェルターより温度と湿度管理を怠らないようにしましょう。