今回は2021年夏ごろから2022年1月にかけて、我が家のヘルマンリクガメ・カイくんの目に起きた異常と病院でいただいた薬と経過を記録します。
カイくんは2020年にお迎えしたリクガメさんです。
ヘルマンリクガメの目の異常[目の乾燥・瞬膜・通院・薬]
ヘルマンリクガメの目に感じた異変
今回、ヘルマンリクガメのカイくんに感じた異変は次の3点。
- 目がうるうるしていない。
- 瞬膜が出ている。
- 餌との距離感が上手くとれていない。
最初に気付いたのが目がうるうるしていないことでした。
気付いたのは夏頃。
カイくん自体がこの頃100g未満とそんなに大きくなく、目も観察しにくい大きさです。
したがって、目がうるうるしていないといっても、光の加減でそう見えているのかわかりにくく、しばらく観察することにしました。
その間、レプチゾルというビタミン剤を水入れに入れてみたりしていました。
しばらく観察していると、ひと月ほどでまたうるうるが戻りました。
「戻ったな」と感じたときに同時に、「やっぱりこないだまではうるうるがなかったな」と確信もしました。
そこからまたひと月ほどして、また「うるうるがない」と感じました。
前回戻ったので、またひと月ほど観察し、レプチゾルも水入れに入れておいたりもしましたが、今回は良くならず、瞬膜も目の半分を覆っている状態が常態化し、餌があるところと数センチずれた何もない空間に向かって齧る仕草をするなど、むしろ状態が悪化しているように見えました。
同時に、特に餌食いは落ちておらず、ちゃんと餌がある場所が合っていればバクバク食べるし、ウンチもよく出していました。
とはいえ、一生モノの大事な目です。
明らかに異変があり良くなっていないので、10月ごろ病院にいくことにしました。
下の写真は2021年10月に撮影したもの。
左右共に瞬膜が半分ほど出ています。
眼の乾燥感は写真ではわかりにくいですが、ツヤのないプラスチックみたいな質感に見える感じです。
2021年10月末[初診]
カイくんを病院に連れて行ったところ、角膜が乾燥しており、瞬膜が腫れているとのこと。
特に病名などは言われませんでした。
もしかしたら顔の前部分、もしくは奥のほうに炎症があるかもしれないとのことでした。
いただいたお薬がこちら。
「オフロキサシン」と「ヒアレイン」です。
「オフロキサシン」のほうが抗菌剤で主に炎症に対するお薬で、「ヒアレイン」のほうが乾燥や角膜の異常に対するお薬のようです。
先にオフロキサシンを点眼してから、5分ほど空けてヒアレインを点眼。
「ヒアレイン」は最低1日2回。可能であれば1日6回点眼してください、とのことだったので、[オフロキサシン→ヒアレイン]の点眼を2回、ヒアレインだけの点眼を4回行いました。
「オフロキサシン」についての説明[参考:外部サイト]
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00062457
「ヒアレイン」についての説明[参考:外部サイト]
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00059034
2021年11月初旬[再診]
初診から1週間ほどして再診。
点眼の効果と眼の様子のチェックです。
炎症はこの時点でみられないようなので、今回はヒアレインだけの処方となりました。
1日6回点眼するので減りが早いです。
2021年12月[お薬だけ]
いただいたお薬がなくなったので、お薬だけ頂きにいきました。
季節的にも寒くなってきたので、通院自体が別の体調不良を引き起こすリスクもあるため、今回はカイくんはお留守番です。
2022年1月17日[病院にて最終チェック]
1月に入ると、あきらかに目にうるうるが戻ってきました。
写真で撮ったものだとなかなかわかりづらいですが、直接見るとしっかりうるうるしています。
顔に細かくついている白いものは、人工フードが乾燥したものです。
同時に、瞬膜が出てくることもなくなりました。
何もない空間をもぐもぐすることもありません。
1月半ば頃に、先生のお墨付きをもらいに病院に行きました。
先生の診察で、瞬膜や目自体に異常は見られないとのことで、今回の目に関する通院は終了しました。
頂いたお薬(「ヒアレイン」)は強い副作用があるものではないため、残っている分は引き続き使い切って良いとのことなので、目薬はなくなるまで使い続ける予定です。
とはいえ、目立った異常はないので、1日6回点眼していたものを、1日2回にしました。
気になるのは、先生が触診をしたところ「もうちょっとずっしり重みがあってもいいんじゃないか」とのことだったので、今後は体重の増加とともに観察を続けていきたいと思います。
当ブログや運営動画で紹介している内容は、いち個人飼育者の飼育体験であり、ひとつのケースに過ぎません。
これらの中で、飼育方法やトラブルの対応などについての「正解」を紹介することはありません。
みなさまの飼育している子の異変や体調不良の際には、お迎えしたショップさんや動物病院など、専門的な方の意見を訊くことをおすすめいたします。