先日、レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)のオスの子のお尻から何か角栓のようなものが出てきました。
初めて見たのでびっくりしましたが、ひとまず調べてみたのでその正体の考察をしてみたいと思います。
レオパのお尻から角栓みたいなものが・・・!?前肛孔から何かが出てました
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レオパのお尻【当時の様子】
こちらが最初に気付いたときの様子です。
人間でいうところの毛穴から出る角栓みたい。
まるで毛穴パックのパッケージの写真みたいに白いものが出ています。
最初見たときは「寄生虫?膿?」とちょっとパニックになりましたが、本人がケロっとしているのでわたしも落ち着いて調べてみました。
触った感じは結構硬く、ちょっと触ったくらいでは取れません。
何かが出ていたのは前肛孔
前肛孔と書いて「ぜんこうこう」です。
ネット上では「前腔孔」と書いているものも見かけることがありますが、わたしの手元にある書籍では前肛孔と書いてあったのでそちらの呼び方を採用したいと思います。
この前肛孔はオスの特徴でもあります。
レオパの雌雄判別
レオパの雌雄判別はこの前肛孔の有無と、ヘミペニスの膨らみです。
(とはいえ、前肛孔についてはメスでもうっすらと確認できる場合があるようです。)
今回のこの前肛孔、何をするための器官かというと、オスはここからワックス状の分泌物を出し、それを岩などにこすり付けて縄張りを主張するようです。
角栓のようなものの正体は、このワックス状の分泌物が固形化したものだと考えられます。
他の飼育者さんの情報などを見ていると、排泄や脱皮などで詰まっているものも取れてくるそうです。
この詰まりがあること自体には特に問題はなさそうです。
ただし、つまったことで腫れたり膿んだり出血していたりとなにか引き起こしているようであれば病院に行くべきでしょう。
今回は温浴をしました
今回は初めてだったことと、ちょっと長さがあったので、ひとまず温浴をしてみました。
決して力を入れて無理に取ったりせず、綿棒で優しくちょんちょんとして、ちょっと取れました。
とはいえ今後は腫れたり膿んだりしていなければ、このレオパが温浴を好きではないというのと、個人的には自然に取れてほしいという気持ちもあるので、前肛孔の様子を観察しつつ、自然に取れるのに任せたいと思います。
他の生き物でもあるようです
この前肛孔の角栓のようなもの、レオパに限らずフトアゴなどでもあるようです。
海外のYouTubeチャンネルなんかだと、フトアゴのこのつまりを取る動画が割とあります。
わたしも動画のコメントで教えていただきましたが、YouTubeで「 bearded dragon pores 」と検索すると出てきます。
例えばこれなんかですね。
翻訳されたタイトルは「アゴヒゲトカゲが詰まった毛穴のにきびをポップして絞る!!!鼻くそも抜く!! |大腿毛穴!」です。
翻訳の精度の問題ですが、スゴイタイトルですね笑