今回はレオパードゲッコーのうんちについて、紹介します。
爬虫類飼育の初心者だと、フンについても不安や驚きがいっぱいあると思います。
この記事が、レオパードゲッコーの排泄についての疑問を解消する助けになるとうれしいです。

レオパードゲッコーの糞(フン・うんち)について[ヒョウモントカゲモドキ]
YouTubeでも動画で説明しています。
この記事の内容はYouTubeでも紹介しています。
動画では実際の排泄の様子を紹介しているので、より分かっていただきやすいかと思います。
レオパードゲッコーのフンの形状
レオパードゲッコーの健康な子のうんちは、こんな感じで黒っぽいチャイロをしており、形状は縦長です。
中にある白いのは尿酸とよばれる固形の尿です。
排泄の時は、このウンチと尿酸と同時に透明の液体もでます。
レオパのケージ内は約30度と暖かいため、床材に吸収されたあとすぐに乾いてわからなくなるので、固形のウンチと尿酸だけを回収しておけば清潔、と思うかもしれませんが、周辺の床材の衛生管理にも気を付け、定期的に床材を交換しましょう。
レオパードゲッコーは綺麗好き!お利口な排泄の習性
レオパードゲッコーはお利口なことに、排泄場所を決め、毎回だいたい同じ場所で排泄をします。
基本的には、シェルターから遠い位置で排泄します。
排泄をするときはお腹を地面につけ、後ろ足を上にあげ、お腹から押し出すように排泄します。
うんちのあとは、うんちが身体につかないように、しっぽを上にあげ、ガニ股で排泄物から離れます。
このあたりも、レオパの飼育のしやすさとして挙げられるでしょう。
レオパードゲッコーの排泄の前兆
レオパードゲッコーは排泄が近くなると、お腹を温めたり、普段ほど活発に動かなくなったりします。(もともとあんまり動かない子だとわかりにくいと思います。)
うちの子たちは、パネルヒーターが引いてあるゾーンにお腹をくっつけて温めたり、高い所に登って上部の暖突に近づき、身体を温めたりします。
そしていよいよ排泄が近くなってくると、いつもの排泄ゾーンに行き、排泄します。
レオパードゲッコーが下痢をしたときは
レオパードゲッコーも、体調が悪いと下痢をします。
2・3日で収まればよいですが、数日続くようであれば、動物病院に連れて行ってあげましょう。
レプラーゼを使ってみる
また、下痢止めではありませんが、自宅では「レプラーゼ」という整腸剤を摂取させてもよいと思います。
粉末状になっており、毎回の食事にまぶして摂取しても問題はありませんので、お腹の調子が悪そうであれば使用してみてもいいでしょう。
ただ、個体によってはレプラーゼを嫌う子もいるので、嫌がるようであれば、カルシウムパウダーの中にごく少量をまぜてまぶしてあげてください。
また、レオパは口元に近づいたものをペロペロ舐める癖があります。
飼育者の指にレプラーゼを付け、レオパの口元に付けてあげると、ペロっとしてくれます。
(もちろん絶対舐めるわけではありませんので、最初から顔を背けるようであれば無理強いしないようにしましょう。)
お腹にギョウチュウや寄生虫がいる可能性なども考えられるので、心配な場合や長く続く場合は動物病院に連れて行ってあげてください。
レオパードゲッコーが便秘の時は?
レオパードゲッコーも便秘になることがあります。
原因としては、
- お腹を温めることができていない
- 昆虫が消化しにくかった
- 床材を誤飲した
といったことが考えられます。
(もちろん、生体なのでこの限りではありません。)
先にあげた「レプラーゼ」はむしろ便秘の時にこそとても有効です。
ぜひ試してみてください。
動物病院に連れていったときの記事・動画も参考にしてみてください
拒食からの流れで下痢をしたレオパを動物病院に連れて行ったときの動画です。
動物病院に行くこと自体に不安もあるかと思いますので、良かったら参考にしてみてください。

お腹を温めることができていない場合
ケージの温度を確認し、レオパに適正な温度帯になっているか確認してください。
パネルヒーターや暖突の熱でケージ全体の温度の中でも、特に温まれる場所を作ってあげるのもいいでしょう。
パネルヒーターで床材に砂を使用している場合は、砂を盛りすぎていないかなどをチェックしてみてください。
暖突の場合は、危なくない範囲でレオパが暖突に近づいて身体を温めることができる、ちょっと高さのある場所を作ってあげるのもいいでしょう。
温浴も有効ですが、お湯につけられるのを嫌がってじっとしないこともあります。
昆虫が消化しにくかった
餌にミルワームやハニーワームをあげていませんか?
コオロギに比べ、ミルワームやハニーワームは消化がしにくいので、うまく消化できず便が出にくくなっている可能があります。
先にも紹介しましたが「レプラーゼ」という整腸剤を与えてみつつ、前述のような身体を温められる場所をつくって様子をみてみるのもよいでしょう。
床材を誤飲した
床材がキッチンペーパーやペットーシーツを使用せず、砂や小さなチップを使用している人は、誤飲も疑ってみてください。
餌と一緒に床材を体内に摂取してしまった場合、腸に床材が詰まってしまっている可能性があります。
これは危険な状態ですので、誤飲が疑われる場合は動物病院で診てもらってください。
腸に詰まっているかを見る場合はレントゲンを撮ることになるかと思います。
レオパードゲッコーの排泄(フン・うんち)について[ヒョウモントカゲモドキ]:まとめ
今回はレオパードゲッコーの排泄について紹介させていただきました。
排泄は人間同様、レオパにとっても健康のバロメーターです。
毎日観察して、健康で生きれるよう飼育してあげましょう。
