今回は2021年12月ごろからヘルマンリクガメのカイくんのウンチに見られた小さな白い線についてです。しばらく続いているので「寄生虫が増殖しているのでは」と、心配になってきたので、病院でウンチ検査をしてもらってきたのでそのことについての記録となります。
カイくんは2020年にお迎えしたリクガメさんです。
※当記事には拡大したウンチならびにギョウチュウがたくさん出てきますのでご注意くださいませ。
リクガメの寄生虫|ヘルマンリクガメのウンチに白い線が。寄生虫検査の結果は…?
カイくんのウンチに白い線が見られたのは2021年11月ごろ。
写真の大きいほうがカイくん、小さいほうがリクくんで、どちらもヘルマンリクガメです。
ちなみに、現在餌で使用している「トータスフード」はフード内に繊維状のものが見られるため、それが糞に出てきたのかとも考えました。
しかし何度もみているとやはりフードの繊維とは別の白い存在だと思い至りました。
こちらがウンチの写真です。
「小さい白い線」の存在が一番わかり良いものです。
改めて画像を拡大すると、肉眼で見たときよりもっと居ます。(汗)
わかりやすいものだけ○で囲っていますが、それっぽいものも入れればもうちょっと見受けられます。
上の写真の一番大きいやつなんかは、「ギョウチュウ」で画像検索して出てきたものと見比べると酷似しています。
カイくん本人は別の目の症状(※)を除いては至って元気で、よく食べよく動きよくウンチをするので、現状では居ても害のないものかと思いましたが、それまでは目につくようなものは見られなかったことから、やがて増えすぎて内臓を傷つけたりしないか不安になってきました。
※目の症状についてはこちらの記事に記録しています。

1月は1年で最も寒い季節のため、本人が元気そうならもう少し暖かくなってきてから病院に連れて行こうかと考えていたのですが、しょっちゅう見かけてしまうと不安のほうが大きくなってきたため、ウンチ検査をしてもらうことにしました。
カイくんと一緒に暮らしているリクくんも一緒にウンチ検査をしてもらうことにしました。
リクくんはお迎えしてからほとんど大きくなっていないヘルマンリクガメです。
リクくんは2021年の夏前に一度、ウンチ検査と寄生虫駆除をしています。
寄生虫が居ると、栄養を持って行ってしまうので発育が悪くなることがあるそうです。
リクくんは前回の駆虫以降もたいして育ってはいないので、育たないのは別の原因かもしれません。
2022年1月[ウンチ検査]
いつもお世話になっている病院では、ウンチ検査でさらに「浮遊法」というものが行われることがあります。おそらく、通常の検査で特になにも見つからなかった場合にさらに詳しく検査するときに行われる方法なのだと思います。
カイくんもリクくんも、通常のウンチ検査で危険な菌や寄生虫が見つからなかったとのことで、一応浮遊法もしたそうです。
結果としては、害のあるような寄生虫は見つからなかったとのことです。
居たのは割と見受けられる寄生虫のギョウチュウとギョウチュウ卵とのことです。
「割と見受けられる」ということで、絶対に駆除しないといけないというものではないけれど、頻繁に目につくくらいいるとのことなので一応駆虫しておきましょうとのことで、お薬をいただくことになりました。(リクくんのウンチでは視覚的に見たことはないですが、検査結果としては同じく居たそうなのでリクくんも駆虫することにしました。)
お薬は卵の状態では効かないので、一旦2週間服用し、卵の状態じゃないやつを叩き、その後2週間ほど空けてから、現在卵の状態のものが孵ったらそれを再び叩きましょうということでした。
なので、今回2週間分のお薬をいただいて、またひと月後受診してお薬をいただくことになりそうです。
リクくんとカイくんは体格差があるので、それぞれに別でお薬をいただきました。
分かりやすいように蓋の色を分けてくださいました。
お薬の種類は「フェンベンダゾール」。
虫下しのお薬です。
使用は1日1回1滴です。
同じ種類ではありますが、それぞれに処方して頂いたので、お薬に関しては、好物のフードに1滴たらして、それぞれ手から与えて確実に食べてもらいます。
初日から嫌がらずに食べてくれているのでよかったです。
その後のウンチの経過観察
カイくんのウンチの経過を観察してみます。
亀の寄生虫だと、「ウンチに白い線がびっしり入っていて初めて見る人はびっくりするかもしれません」みたいな文章を読んだことがありますが、いざ生で見るとホントにびっくりします。
カメのギョウチュウは病原性が低いことから安心感もあり、興味深く観察してしまいました。
とはいえ、さすがにここまで居たら腸中ギョウチュウだらけでなにか弊害がありそうな…と素人ながらに考えてしまいます。
いつか顕微鏡を買ってよく見てみたいものです。
駆虫薬は「虫下し」とも言われるように虫が体外に排出されるので、そのためもあってかめちゃくちゃ出てきました。
2022年1月21日
2022年1月23日
2022年1月25日
この日が一番びっしり出てきたように思います。
割ってみました。
2022年1月27日
2022年1月30日
表面上少し落ち着いてきたようにもみえます。
割ってみるとまだ見かけ以上には居たようです。
2022年2月1日
外側のにょろにょろは見えませんが、代わりに粒のようなものがみられます。
人工フードの素材なのか、ギョウチュウに関連したものなのかはわかりません。
2022年2月2日
人工フードの素材のような気もしますが、素人目にはなんとも。
2022年2月[2回目の薬処方]
初診で頂いたお薬を2週間服用し、2週間休薬。
そして2月半ばに先生から指示をいただいた通りお薬をいただいてきました。
今回はカメさんは連れて行かず、お薬をいただきにいっただけです。
お薬は前回と同じものです。
お薬は卵の間は効かないので、休薬の期間の間に卵から孵ったギョウチュウたちを今回の薬で散らすということです。
これを2週間服用したあと、最後にウンチ検査をしてもらいにいく予定です。
その後のウンチの経過観察②
2022年2月28日
今回再び薬の服用を再開しましたが、白いにょろにょろはみられなくなりました。
2022年3月5日
2022年3月7日
この日はうんちになにか白いものが。
明日以降も様子を見ようと思います。
今後も観察していきます
また追記していきたいと思います。
当ブログや運営動画で紹介している内容は、いち個人飼育者の飼育体験であり、ひとつのケースに過ぎません。
これらの中で、飼育方法やトラブルの対応などについての「正解」を紹介することはありません。
みなさまの飼育している子の異変や体調不良の際には、お迎えしたショップさんや動物病院など、専門的な方の意見を訊くことをおすすめいたします。