今回はレオバイトという人工フードについて紹介をしたいとおもいます。
レオバイトという商品については聞きなれない方もいるのではないでしょうか?
レオバイトは、現在のところレオバイトのネットショップのみでしか取り扱っておらず、
アマゾンや楽天などでは購入できません。
わたしも、フトアゴちゃんののブリーダーさんから教えていただいて、最近初めてレオバイトのことを知りました。
今回は、そんなレオバイトの与え方と、他の人工フードとの比較などを紹介したいと思います。
レオバイトのレビュー!コオロギ成分驚異の95%の人工フード
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レオバイトとは
レオパブレンドやレオパドライ、レオパゲル、そしてレオバイトなどの一見レオパ向けのような名前が付いている人工フードですが、昆虫を使用した人工食、ということでレオパ以外の、昆虫を主食とするたとえば幼体のフトアゴちゃんとかそういった他の爬虫類さんたちも食べることができます。
なので、レオパ以外の爬虫類でも、特に強制給餌の際なんかにも、使うかたもいらっしゃるかとおもいます。
元気な生体については、栄養素がすでに入っている人工フードに関してはメインで与えるならやっぱり、フトアゴちゃんにはフトアゴフードとか、専用になってるもののほうがいいとおもいます。
というのも、例えばフトアゴちゃんたち昼行性の生き物はビタミンD3を多くとったほうがいいとされていますが、レオパたち夜行性の子に関しては、D3はあんまり過剰に摂取しないほうがいいとされているので、そういった必要な栄養素の微妙な違いがあります。
食べることに問題はないですが、メインにするにはそれぞれ専用に作られたもののほうが必要な成分をよりカバーしてくれているとおもいますし、フトアゴフードの方には野菜や果物の味も入っていたりというような違いもあります。
その点については、今回紹介するレオバイトについてですが、良質なコオロギの成分というのがレオバイトのいい点でコオロギの成分が商品中95%となっています。
余計なものが入っていない分、別途ダスティングをする必要があります。
サプリメントの添加は飼育者さんが行うので、そういった、商品に入っている栄養素的なことは気にしなくていいというか、別途必要なものを飼育者さんのほうでダスティングして与えればいいというかたちになります。
なのでカルシウムとかビタミンとかレプラーゼは、飼育者さんが選んでダスティングしましょう。
その分添加物が少なくてコオロギの成分が濃厚な商品となっています。
レオバイトについて
では、レオバイトについて詳しく私自身で調べたことを紹介してみたいとおもいます。
レオバイトは、水を使かって練るタイプの人工フードです。
レオバイト1gでヨーロッパイエコオロギのLサイズ3匹分だそうです。
なので100g買うと、300匹分のコオロギに相当します。
レオバイトは先ほども触れましたが、アマゾンや楽天で購入することは今のところ出来ないようで、
レオバイトの販売サイトのみでの販売となります。(2020年時点)
また別途送料がかかります。
私が購入したレオバイトは、「レオバイトライト」という商品の100gのもので一般生体向けとされているものです。
この製品の内、95%がコオロギ成分となっています。
この他のラインナップとしては、
レオバイトライトと同じく、コオロギ成分95%の水で練って与える、「レオバイトX」という肥満さん向けの商品があります。(¥1,820)
あとは、水や野菜にかけて与える、ふりかけタイプの樹木系生体向けの「レオバイトPURE(100g)」があります。(¥1,560)
レオバイトPUREに関しては、水で練って固めることができない分、100%コオロギ粉末となっています。
このレオバイトは、株式会社ECOLOGGIEという会社が開発した商品ということで、この会社さん調べてみると、起源は学生企業だそうです。
レオバイトは、早稲田大学の研究室と共同開発された商品だそうで、販売サイトをみても、コオロギの品質にすごく自信があるんだというのが感じられました。
ちなみに株式会社ECOLOGGIEさんは現在は、コオロギを使った醤油と味噌の開発もしているそうです。
コオロギはこれからの人間の食糧としても注目を集めていますので、企業としての取り組みがとてもおもしろいなと感じました。
レオバイトライトで使用されているコオロギですが、カンボジアで日本人によって生産・管理・製造されているコオロギで、このコオロギ、人間もたべられるコオロギということです。
(レオバイトXの場合は【原料原産国】がタイとなっていました。)
レオバイトピュアの練らないふりかけタイプで100%コオロギ、私が購入したレオバイトライトの水で練って固めて与えるタイプが95%コオロギ成分ということなので、レオバイトライトの95%がコオロギ、そして残り5%になにが入ってるかというと、おそらく水にぬれると固まる成分が入っているんじゃないかなとおもいます。
他の商品との比較
レオバイトの特徴をより自分自身でも理解するため、今回他の昆虫食向け人工フードと比較してみました。
比較するのは、レオパドライ・レオパブレンドです。
ちなみに、レオパゲルというゲル状の商品もありますが、それをペレット状にしたのがレオパドライですので
ゲルとペレットという物質的な違いに関する成分以外は基本的には一緒です。
レオパドライとレオパブレンドは見た目も使い方もそっくりですが、主成分の虫と、メーカーが違います。
レオパブレンドは、爬虫類グッズでおなじみのジェックスさんが販売しています。
主成分はアメリカミズアブという昆虫の幼虫になります。
この昆虫成分が原材料中の47%だそうです。
一方レオパドライはキョーリンさんの「ひかり」というブランドの商品です。
独自開発した機能性善玉菌“ひかり菌”が入っていて、それが腸内環境を整えてくれて排泄物の匂いが抑えられるという特徴があるそうです。
使用している昆虫はミルワーム・シルクワームです。
一粒でMサイズコオロギ約2.5匹分のカロリーとなっているとのことです。
使い方の比較
使い方は、レオパゲル以外はいづれの商品も水が必要となります。
レオパドライ・レオパブレンドは、硬いペレット状になっているので、水につけるか、霧吹きをするかして、
水分で3分ほどふやかしてから与えます。
レオバイトは、もともと粉末状になっています。
それに水を加えて、柔らかめの固形にする感じで形を作り与えます。
水が必要なのは同じですが、こねるという点ではひと手間必要となります。
ダスティングについての比較
レオパドライ・レオパブレンドに関しては、レオパたち爬虫類に必要な栄養がはいっているので、
基本的にはダスティングは不要です。
レオバイトに関しては95%がコオロギと、コオロギ濃度が高く添加物か少ないため
通常生餌のコオロギにダスティングが必要なように、レオバイトについてもダスティングが必要です。
使用期限について
使用期限については、
レオバイトは開封後4か月を目処に使用しましょう、となっています。
乾燥した粉なので長持ちしそうな感じはするかもしれませんが、
やっぱり、天然モノというか、無添加なものなので、コオロギさんの成分が良質な分、
開封後4か月経ったら破棄してくださいとのことです。
人工フードだけで飼育するなら問題なく消費できるかとおもいますが、生餌と並行してたまにあげる、とかだと、うまくあげる頻度を調整しないと気づいたら4か月たっちゃったということになるかもしれません。
値段についての比較
※値段は購入するサイトや実店舗によって違いがある場合があります。
■レオパドライ 60g 716円
■レオパブレンド 60g 1,180円+税
レオパドライとレオパブレンドはアマゾンや楽天、実店舗などでも購入可能なので、買う場所によってそれよりお安く買えることもあります。
■レオバイト 100g 1620円
これはレオバイトの販売サイトだけでしか買えないので、今のところはみなさん、このお値段になるのかなと思います。
また、ダスティング用のパウダーが別途必要です。
お値段の部分ではちょっと高く感じますが、品質のことを考えると、そういうものかなと思います。
レオバイトの使い方
与える目安は、アダルトレオパさんの場合、
・レオバイト:3g <小さじ1杯>
・水:2g <小さじ7分目>
が目安となるそうです。
器などに居れ、混ぜて固形にしてから与えます。
レオバイトのレビュー!コオロギ成分驚異の95%の人工フード
レオバイトはコオロギの風味が強く感じられるのか、昆虫食の爬虫類たちの食いつきも良いと評判のフードです。
活餌や冷凍・乾燥など、様々な形で昆虫を与えることができますが、それらが苦手な人にはとてもおすすめできる商品です。
ぜひ一度お試しください。