レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)・ニシアフなど地表性ヤモリの飼育におすすめのグッズを紹介します
床材
レオパードゲッコーの飼育で用いられる主な床材を紹介します。
安全性から、キッチンペーパーやペットシーツが主流になりつつありますが、私自身の飼育経験からも、床材をいれることで生体の活性があがることはあると思います。
床を舐める・床材を食べてしまう、そんな子はもちろん使用を控えたほうが良いと思いますし、病気の経過観察中、下痢をしている、怪我の治療中、そんな子も使用は見送ったほうがいいかもしれません。しかし、そうでなければ使用を検討してみるのも良いかと思います。
(最終的には飼育者さま各自の自己責任となりますので、生体の状態をよく観察しながらご判断ください。)
ハスクチップ
ヤシガラを使用して作られたチップ。
ホームセンターの園芸用品コーナーにあることもあります。
砂より保湿性があるため、快適な空間が作れますが、細かい糸状の繊維があったりするので、給餌の際は誤飲に注意。
大容量でおすすめなのがこちら。
ウォールナッツサンド
天然クルミ殻から作られた砂で、消臭効果がある砂です。
水分が付着すると、くっつきやすくなるので、人工フードなどの水分のあるものを与える際にはキッチンペーパーを敷くなどの対策が必要です。
「天然のものから作られてるから誤飲しても排出される」という声もありますが、過信は禁物。
腸に詰まるときは詰まるので、砂を舐めたりする癖のある子には使用は控えたほうが無難でしょう。
カルシウムサンド
天然岩石を砕いて作られたカルシウムの砂。
「天然」という言葉でウォールナッツサンド同様、誤飲しても大丈夫と思われがちですが、誤飲はやはり注意が必要です。
餌
レオパブレンド
アメリカミズアブの幼虫から作られた人工フード。
人工フードに関しては、別途栄養剤を添加する必要はありません。
水やぬるま湯で2~3分ほどふやかしてから与えます。
時間が経つとどんどんもろくなるので注意が必要。
レオパドライ
レオパブレンドと似ていますが、こちらはハニーワームを主原料とした人工フード。
与え方は一緒で、水やぬるま湯で2~3分ほどふやかしてから与えます。
時間が経つとどんどんもろくなるので注意が必要。
次に紹介するレオパゲルの固形バージョン。
レオパゲル
前述のレオパドライのゲルバージョン。
にゅるっと、1センチほど出して、ピンセットなどでひねるように切り、与えます。
保存は冷蔵庫なので、出した時に冷たさを感じるようであれば、少し常温になるまで待った方がいいかもしれません。(この辺に関しては商品に記載がなかったのですが、わたしはそうして与えています。)
また、拒食の子に流動食として与える場合にも、レオパゲルを水で溶かして与えるのもオススメです。
サプリメント・栄養材
カルシウム
クル病対策として欠かせないのがカルシウム。
夜行性の日光浴をしない爬虫類には、基本的にはD3が入っていないものがオススメ。
レプラーゼ
下痢や便秘など、お腹の調子が良くないときにおすすめ。
便秘に対しての効果は高い(誤飲などの理由の場合はまた別)ように思いますが、下痢に関しては、下痢止めではないので過信は禁物。
あまりに下痢が続くようであれば病院へ。
毎食の添加でも問題ないので、日常的にお腹の調子を整えておくとよいかと思います。
ただし、レプラーゼを嫌う子も多いように感じるので、かけすぎに注意。
給餌用ピンセット
ピンセットに関しては、竹でできた製品がお勧めです。
理由は、生体が食いつく際に、ピンセットにもガブリと食いついてしまうことが多々あるからです。
プラスチックや固い素材のものは口内を傷つけるリスクが高くなるので注意が必要。(もちろん、竹製なら怪我をしない、ということではありません。)
ジェックスエキゾテラピンセット
爬虫類グッズの大手ジェックスからのピンセット。
先が比較的太いので、コオロギの足をもいだり、sサイズの虫を摘まんだりということは少しやりにくさを感じるかもしれません。(最初からこれを使っているとそうでもないかもしれませんが。)
スドー ハプクラフト バンブーピンセット
個人的にはこちらの方がおすすめ。
先が細いので生餌を挟みやすく、また足もぎなどの作業を行いやすいです。
シェルター
レオパードゲッコーの飼育でおすすめのシェルターを紹介します。
シェルターについては、別途こちらの記事で多数紹介しておりますので、ぜひこちらをご覧ください。

モイストロック200 陶器製シェルター ジェックス エキゾテラ(EXO-TERRA)
こちらは見た目もかっこよく、レイアウトを損なわないところがオススメポイント。
陶器でできているため、上部に入れた水をシェルター全体が吸収していき、内部は程よい湿度感になります。
これに入るのが病みつきになって、なかなか出てこなくなる生態も続出しているもよう。
唯一欠点があるとすれば、底部があるため、出てこないレオパを無理やり出すことがとても困難である点。
↓ ↓ ↓

恐竜の卵S ジェックス エキゾテラ(EXO-TERRA)
恐竜の卵の形をしたかっこよさと可愛さを兼ねそなえたシェルター。
上と下に穴があるため、レオパが好きな場所から出入りする様子がとても可愛く、映える写真や動画にもうってつけ。
陶器製ではないため、水入れはついていますが内部の湿度が保たれる造りではありません。
水入れ・エサ入れ
レオパードゲッコーの飼育でおすすめの水入れとエサ入れを紹介します。
水入れに関しては、特に爬虫類用に適した形になっている、というわけではないので、人間用の食器でも使用可能です。
結局はお皿なので、名称にとらわれず、ウォーターディッシュをエサ入れにしても良いですし、その逆に使ってももちろんOK。
底が平たくないものは、端に体重をかけるとひっくりかえる可能性があるので、安定した器を使うようにしましょう。
また、ガラス製品だと、割れる危険性があるので、上部で割れにくいものを使用しましょう。
フィーディングディッシュM ジェックス
レイアウトを損なわない見た目のウォーターディッシュ。
もちろん、水入れ入れとしても使用可能。
ウォーターディッシュM ジェックス
前述と同じく、「ジェックス」から、レイアウトを損なわない見た目のウォーターディッシュ。
もちろん、エサ入れとしても使用可能。
レプティボウル2 SF スドー
レイアウトを損なわない見た目のウォーターディッシュ。
柔らかい印象でもあり、また荒野のようなナチュラル派のレイアウトにもピッタリ。
もちろん、エサ入れとしても使用可能。
ジェックス フィーディングディッシュ
レイアウトを損なわない見た目のウォーターディッシュ。
白というカラーが洗練された印象でありクールでもある。
荒野のようなナチュラル派のレイアウトや、創作的なレイアウトにもぴったり。
もちろん、エサ入れとしても使用可能。
エサ入れ
先ほど紹介した水入れはエサ入れとして使用することも可能です。
こちらでは、「エサ入れ」としておすすめのものを紹介させていただきます。
レプタイルディッシュ
側面にぐるりと「かえし」が付いているので、足をもいだコオロギやミルワーム・デュビアなどのメジャーな生餌は脱出がほぼ不可能。
ただし、ハニーワームは登れてしまうので注意。
※サイズ展開があります。
温度・湿度計
爬虫類の飼育では必須ともいえる温度・湿度計です。
レオパードゲッコーはじめ、爬虫類は人間の適温とは異なる温度帯を好み、またその中で健康に生きることができるので、使用は必須と言えます。
特に、ホットスポットで十分な温度を作れているかをチェックすると良いでしょう。
飼育に関する本
こちらで紹介する2冊は、わたしも飼育しながらよく開いている本です。
初心者の飼育者さんや、自己流で飼育していたけど改めて飼育の基礎知識を確かめたい人には特におすすめです。
わたしも気になる項目を辞書のように開いています。
病気に関する症例なども載っているところもおすすめポイント。
「ヒョウモントカゲモドキと暮らす本」
レオパの飼育で生じる基本的な疑問はこの本で解消できます。
ベビー、ヤング、アダルトの大まかな区分けやモルフ、特徴など、写真付きで分かりやすく解説されています。
「ヒョウモントカゲモドキの健康と病気」
基本的な注意点や飼育方法の他、病気やけがの症例が写真付きで説明されているので、ふとした悩みや不安にちょうどいい一冊です。
先に紹介した本と併せて持っていると、レオパの飼育の心強い味方になってくれます。